日大二高へ(まちがえた!)【管理人の独り言】

今日は日大二高へ出張した。

目的は,来週8日に行われる東京都高等学校演劇連盟の平成22年総会での城西地区で配付する資料を顧問のU先生に手渡すためだ。

本当は29日(木)に行われた春季発表会で手渡ししたかったのであるが,諸般の事情で資料を訂正しなければならず,印刷と袋詰めして本日,日大二高に出張した。

余裕を持って行くはずであったが,学校の仕事が細々あり到着したのは15:30頃であった。

ちょうど幕間の休憩時間で席に着席すると直ぐに春季発表会で観劇した「まちがえた!」の上演であった。

この作品,数あるU先生の脚本の中でも最高傑作であると自分では思っている。

上演時間は30分以内の小作品ではあるが,見て幸せな時間を共有できた実感が一番強い。

内容は,学校を卒業してからの数年後の世界でのよくある極々,普通の会話の芝居である。

ところが,中学生が観劇しても,高校生が観劇しても,大学・大人の人が観劇しても満足できる内容である。

脚本の構造が,良質の1枚の写真の様に想像力をかき立てられる。

シンプルな会話の構造体に複雑な深層心理が絡んでくる。そこに想像力がわき上がる。

大きなアクションがあるわけでもない。U先生の特徴である長い台詞があるわけでもない。

でも,その中に誰もが経験してるであろう世界と共感できるのだ。

その点が素晴らしいと思う。

しかしながら,これを成立させるためにはキャストの信頼関係がなければ絶対成立しない。

今日は,5人の高校3年生の引退公演だと聞いている。

29日の春季発表会も素晴らしかったが,今日の公演も大変良かった。

5人の高校3年生のそれぞれの思いが,演技に醸し出された様に思う。

フィナーレも久しぶりに感動してしまった。

しかし,この作品,簡単には芝居として成立しない。

同じ学年故の喜び・苦しみ・悲しみ・そして嬉しさ等々を共有できなければ絶対できない呼吸と言うものがある。

その経験が共有できたからこそ,会話のタイミング等々が自然で,かつ,この作品に深みを与えていると思う。

この5人の高校3年生は,僕にとっても大事で大切にしたい生徒達でもある。

教員を始めて早20年以上の時が過ぎたが,自分の学校以外の生徒達でこれほどの会話をした生徒はいない。

彼らとの会話や彼らの笑顔で自分がどれだけ救われたことか。

また,1年生から出会っているので3年間の成長も見られたのも嬉しかった。

引退と言うことで寂しいが,これからは自分の進路の実現に向かって頑張って欲しいと思う。

また会いましょう!!(^^)

素晴らしい生徒達に出会えた事に感謝しています。

素晴らしい劇をみれた事にも感謝しています。

ありがとう!